今回は物販をする際のメーカーから商品を取り寄せる「仕入れ」について解説していきます。
店舗運営でもECサイト運営でも多くの方はメーカーからの仕入れている場合が多いのではないでしょうか。
これは専門店でない限り、多くの種類を取り扱った方が商品を販売できる可能性が高く、運営を成功に導けるカギの一つとなるためです。
店舗やECサイトを運営してくコツはたくさんありますが、単純に10商品よりも100商品取り扱っている方がより広いターゲットに来店してもらえ、その分販売に繋げやすくなります。
このように書くと色々なメーカーからたくさんの種類を仕入れていれば問題ないと思ってしまいますが、実際のところ仕入れにどんなメリット・デメリットがあるのか分かりやすく解説していきます。
仕入れのメリット
① 納期が早い
仕入れ品の場合はメーカーが自社で在庫をしているため、発注したら早い場合は即日で発送してくれる場合もあります。おおよそ1週間以内には手元に届く場合がほとんどです。メーカーも売り上げ確保のためになるべく在庫を切らさないようにしているため、よっぽど急に爆売れしない限りは在庫を持っているはずです。
OEMの場合は1週間で納品されることはまずありませんので、お店で急にたくさん売れた場合など、納期が早いのはとても助かります。
② メーカーが広告を出してくれる
特に大手メーカーや認知度の高い商品はメーカーやインフルエンサー等が広告をしてくれるため、自分で認知度を高める必要がありません。
お客様の中にはよく知らない商品を買うのには抵抗がある方も一定数いますので、全国的に認知されていることは購入までのハードルを下げてくれます。
さらに広告に関する時間的コストや金額的コストも必要ありません。
店舗に配置するPOPや説明用パンフレットを送ってくれるメーカーも多いので日常の業務軽減にもつながります。
③ 小ロットで仕入れが可能で在庫リスクを軽減できる
OEMの場合は少なくても100個からの製造となりますが、メーカーから仕入れる場合は最小で1個から可能な場合も多く存在しています。多くのメーカーが3個単位や5個単位、1ケース単位と少ないロットでも仕入れが可能となっています。(送料が別途発生する場合があります。)
様々なメーカーが日々新しい商品を販売してくると古い商品が売れなくなる可能性も高いため、売れない商品の在庫がたくさんある。。。といった在庫リスクを軽減できます。
仕入れのデメリット
① 突然販売終了する可能性がある
自分の店では売れていても他ではあまり売れていない場合はメーカーが製造・販売を終了する可能性が高くなります。売り上げの要になっていた場合、お客様を離さないために次の商品を探したりと手間もかかるため急な販売終了はかなり困ります。
② 他のお店と価格競争が起きる
全国的に認知されているような商品は人気が高いほど取り扱っている店舗も多くなります。ユーザーはよりお得に買いたいという思考が強いため、安く販売している店舗を探し購入するという傾向にあります。
そうなると店舗側は価格を下げたり(メーカーによって上代価格を変更できない場合もあります)、ポイントや特典を付けるなどをして対抗していくという選択を迫られてしまいます。
最近ではインターネットの発達により店舗で商品を見てインターネットで安いものを探して購入するというユーザーも増えているため、お店で買うことの付加価値を付けるなどの工夫も必要になります。
③ 利益率が低くなる傾向にある
全ての商品がそうというわけではありませんが、仕入れの場合は掛け率が決まっており、50%~70%ほどとなります。
大手メーカーや有名な商品ほど掛け率は悪くなる傾向にあり、商社を通す場合も掛け率が悪くなり、その分店舗の利益が減ってしまいます。
メーカーによっては売上によって掛け率を変動させる場合がありますが、これは売上が低いと掛け率が悪くなりますので売り上げを伸ばせないの経営も厳しくなってしまいます。
また、値引きやポイントバック等を行うとなるとさらに利益が減ってしまい薄利多売となってしまうことも少なくありません。
④ 売り上げが低いと取り引き停止になる場合がある
メーカーによっては最低ノルマを設定している場合があります。有名なメーカーはその認知度によりある程度の売り上げが見込める可能性が高いですが、その分求められる売り上げも高い傾向にあります。
数か月ノルマを達成できない場合は取り引き停止を告げられる場合もありますので注意が必要です。そのような場合は商社を経由することでノルマを軽減できる場合もありますので取り扱いのある商社に確認してみましょう。
まとめ
化粧品・健康食品の仕入れのメリット・デメリットについて解説しました。
仕入れ商品は手っ取り早く販売できて在庫リスクを軽減できるというメリットもありますが、価格競争や掛け率の問題などデメリットも存在しています。
メーカーによっても取り引き条件はかなり変わってきますので興味のある商品は実際にメーカーに問い合わせてみるのが良いでしょう。
今から店舗やECサイトで商品の販売を検討している方は参考にしてみてください。
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