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「シワ改善」や「美白」で話題のナイアシンアミドについて解説!

シワ改善。
多くの人がその言葉に引き付けられるのではないでしょうか。
今回は厚生労働省から認可を得たシワ改善効果に期待できるナイアシンアミドについて説明していきます。

 

ナイアシンアミドとは?

ナイアシンアミドは、抗酸化やエイジングケア効果があるとして注目されているビタミンの一種で、ナイアシンアミド(ニコチンアミド)とナイアシン(ニコチン酸)を併せて、総称して”ナイアシン”と呼ばれます。
ナイアシンアミドはビタミンB3の一種で食品では鶏肉やキノコ類などに含まれている成分です。
健康・美肌を維持するために食事から必要な量を摂取できますが、最低必要量より多く摂取することで、さらなる美容効果に期待できます。
ナイアシンアミドは化粧品成分として10年以上使用されていますが、その安全性と効果の高さから肌荒れ改善効果やシワ改善効果が認められ医薬部外品の有効成分として認定されました。
シワ改善やバリア機能改善が期待できるという効果からエイジングケア消費う品に配合されることが多くなっています。

 

化粧品におけるナイアシンアミドの効果とは?

ナイアシンアミドの主な効果は「シワ改善」「美白」「バリア機能改善」の3つです。
1つずつ解説していきます。

 

シワ改善効果

2018年頃にナイアシンアミドが医薬部外品シワ改善有効成分として承認されました。

シワができるメカニズムとして、
表皮:角層の水分不足による乾燥
真皮:コラーゲンの減少
があげられます。

ナイアシンアミドはこれらの原因にアプローチすることで、角層の水分を補いながら真皮にあるコラーゲンの生成を改善し、コラーゲンがたくさんできることでシワが改善を期待できる成分となっています。

 

美白効果※

皮膚に紫外線が当たると、活性酸素が発生することでメラノサイトが活性化し、メラノソーム内にメラニンが生成されます。その後、メラノソームがメラノサイトからケラノサイトへ移動し、肌表面にメラニンが露出することで肌が黒くなり、シミやそばかすが生成されます。
表皮にあるメラノサイトというメラニン色素を作る細胞が、表皮の細胞にメラニン色素を渡すのをにブロックしてくれるため美白効果※に期待できます。
また、ナイアシンアミドには紫外線のダメージから肌を守る作用もありますので、メラニンの生成を抑えながら紫外線対策としても効果を期待できます。

※シミの元となるメラニンの生成を抑えることで、シミやそばかすを防ぐ成分のことを示します

 

バリア機能改善

美肌に最も大切だと言われているのが保湿です。
保湿をしっかりすることで肌がキレイになったという人も多いほど肌を乾燥から守ることが重要になってきます。
肌の角質層には水分保持機能に重要な役割をになっている「セラミド」が含まれています。
このセラミドは細胞間脂質の50%ほどを占めると言われているほど重要な役割を果たしています。
このセラミドが減少することにより、肌のバリア機能が低下して肌荒れなどの様々なトラブルを引き起こしてしまう可能性があるのです。
ナイアシンアミドにはこのセラミド合成を高める効果があるため、肌の水分保持機能を高めることでバリア機能改善の効果が期待できます。
バリア機能を改善することで肌あれや外的要因による炎症などから肌を守る力が高まります。

 

ナイアシンアミドの副作用は?

化粧品のナイアシンアミドは薬ではないため基本的に副作用はありません。
刺激の少ない成分となりますので化粧品に配合される成分の中でも安全性の高い成分を言えます。
ただし、人によっては肌に合わず赤みなどが発生する場合がありますので肌の弱い方は注意が必要です。
特に高配合しているスキンケア商品は初めにパッチテストを行うことをおすすめします。

ナイアシンアミドが配合されているスキンケア商品
ナイアシンアミドは水溶性のビタミンのため、水にさらっと溶けていきます。
水溶性なので化粧水や美容液といった水がメインとなるスキンケア商品と相性が良いですが、クリームやオールインワンジェルなどにも配合が可能です。
メーカーによっては化粧水、美容液、クリーム、ジェルとシリーズでナイアシンアミドの製品をラインナップしていますので汎用性も高いと言えます。
ただし、成分としては相性が悪いと言われているものもあります。
ナイアシンアミドはビタミンCと相性が良くないと言われており、併用しないように注意をしているメーカーもあります。
ただ相性が悪いというエビデンスは報告されておらず、インターネット上には様々な内容が飛び交ってしまっている状態です。
ただ、情報が出回っている以上販売側としてはビタミンCとナイアシンアミドは併用しない方が無難です。
美白や引き締め成分としては他にもたくさんありますし、ナイアシンアミドにも美白効果はあります。
ちなみに私はビタミンCとナイアシンアミドのスキンケアを併用していた時期がありましたが、特に問題はありませんでした。
恐らく一般的は配合量であれば問題ないのかと思われますが、使用する場合はパッチテストをするなど個人の判断で慎重に使用してください。
パッケージに「併用は控えてください。」と記載されている場合は併用しない方が良いでしょう。

 

まとめ

医薬部外品の有効成分としても知られるナイアシンアミドについて解説しました。
様々な効果が期待されていることから多くの化粧品に配合されているナイアシンアミド。
刺激も低く、医薬部外品の有効成分でもありますのでおすすめの成分です。
スキンケアOEMをされる方は是非検討してみてください。

 

弊社ではナイアシンアミド配合化粧品・医薬部外品のOEMも承っております。
お気軽にご相談ください。

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